新世紀元年にあたって 〜移住元年宣言〜

以前にもお伝えしたように、私が北海道・美瑛に訪れるようになってから、１２年という歳月が流れた。 「いつかはこんなところに住みたいね」という話が、いつのまにやら土地を手に入れることになったのが、 １９９５年のことであった。 次に、「いつかは家が建てられたらいいね」と言う話が、いつのまにやら「家を建てよう」という話に変わり、 設計をお願いしてから紆余曲折、３年以上を費やした苦労の後、２０００年無事その家は完成した。 対して大きいわけでもなく、どちらかというと小さくて可愛いといった感じの家だが、実際２０００平米ほどの 大地に家が完成すると、今まで以上にその土地に愛着を感じて、「この土地に何を植えてやろう？」とか、 「どういうふうに庭を造ろう？」とか、「冬の除雪はどこまでやろう？」とか、夢ややりたいことや不安は膨らむ ばかりになってきた。 　美瑛に土地を探し始めた頃、なんとなくただ漠然と、「２００１年までには移住するぞ！」という気持ちがあった。 特にそれまでに何をどうしようとか、があったわけではなく、ただその時はふっと頭をよぎったのである。 結果的にそれは現実となることになった。２００１年春、ついに私は北の大地・丘のまち美瑛に移住をする。 新世紀元年＝移住元年の幕開けである。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2001年元旦記す

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